不幸王子gatsbyさん、ブラック企業への道 ④ ~ 就活編 ~ 一次・二次面接
こんにちは、gatsbyです! (*'▽')
ブラック企業への道~就活編~も次回で終わりです。
本編の話は激動です!! 自分でも書くのが楽しみです。
あ、不動産の記事、書かなきゃ……。
あのね、その……忘れてないから……ばか。(=^・^=)
お許しください…。 <m(__)m>
↓ 自動販売機ビジネスのしくじりも覗いてみてね♬
今日もここから始まるgatsby的就活黒歴史、スタートです! (*'▽')
説明会から一週間後ー
「おれ、緊張してるかも。」
「大丈夫、いつもの事だ。」
こわばった顔の友人Oと私は、ニチ〇の本社まで一次面接を受けに来ていました。
面接時間は違えども、同じ日だったのでまたもや同行です。
時間になると小会議室らしき所に通され、10人ほどで一次面接開始でした。
担当は、まだ若そうな人でした。
その担当者が一人一人の名を呼び、いくつか質問して各々が答える形式でした。
「では、gatsbyさん。希望業種をお聞かせいただけますか?」
金融です (*'▽')
gatsby、朗らかに流通大手の本社で宣わっています……。
「はは、そうですか。」
若い担当者は苦笑いをしていました。
そして幾つかの質問をやり取りしている最中、担当者は何度か首をひねりながら書類
を確認していました。
「gatsbyさん、すみませんが調査書は出されましたよね?」
もちろんです!! (´▽`*)
微笑みながら、やさしい嘘をつきました。
まさか調査書を抹殺したなどと言えるはずもありません。
おかげで他の人より質問も少なく、早く切り上げてもらったのは助かりました。
本当に、
いい加減です、gatsby君……。 ( ;∀;)
後日ー
二次面接も本社で始まりました。面接グループは違えども、もちろん不安げな友人O
も一緒でした。
面接内容は、12~15人が輪になり、一つの話題を考えるグループ討論です。
「では、議題をお伝えします。あなたが店長になり、500万の余剰資金を与えられま
した。それをどう活用するか議論してください。」
その説明が終わった瞬間、
はーい、では司会をやらせていただきます! (*'▽')
手を上げ、笑顔なgatsbyは先手を打ちました。瞬時の事で、誰も反応しません。
「では、あなたから時計回りで意見を発言してください。」
私は満面の笑みで、左隣の青年を指名しました。そうする事で、私は一番最後に意見
を言える立場を手に入れました。
彼は驚き、首を横に振ったので、私は次の人を指名します。残酷ですが、生き残りを
かける椅子取りゲームでは、気後れしたものから脱落していくのは周知の事でした。
そして丁度、輪の半分の人が自分の考えを言い終えた頃には、意見が一つにまとまり
つつありました。
パートさんや社員さんを慰安旅行やバスツアーで親睦を深めるー
その意見に集約していきました。
「ーと思います。では、順番はまだですが、私は司会者の意見も聞いてみたいと思い
ますが、よろしいですか皆さん?」
メンバー全員、うなずいています。
リクルートスーツを着こなした学級委員長タイプな女子が、私に突如、宣戦布告で
す。
司会者包囲網か、ふ、甘いな!! ( `ー´)ノ
彼女は知っていたと思います。グループ討議で抜け出すには、司会は必須科目です。
よほど論破されたり、しどろもどろしなければ、結構な確率で次のステージに進めま
す。私にボロを出させないと、目立った意見を言えない自分が抜け出せないと判断した
のでしょう。
でも、彼女は私を甘く見ていました。この程度の質問は朝飯前でした。
事前に店舗を見て歩き、自分が店長になったら、と考えていれば何も難しい議題では
ありません。
「私の率直な意見ですが、皆さんの意見では確実に店舗は傾きます。パートや社員の
親睦? 笑わせないでください。店が傾けば、そのパートも首にするか、時給を下げな
ければなりません。社員さんだって、飛ばされちゃいます。」
「親睦をしただけで店が傾くとは思えません。」
違う就活生が手を上げ、発言します。
私はその就活生に向き直りました。
「500万もの予算を親睦という名の遊びに使う店長の店舗が、この経済が低迷する
激戦地区札幌で売り上げを伸ばせますか? パートさんも社員も遊ぶために働いている
わけではありません。お金を稼ぐためにきているのですよ? 本質を間違えていま
す。」
私がその就活生を撃墜すると、今度は側面から彼女が再び口火を切り、マシンガン口
撃です。
gatsby、集中砲火で炎上中です。 (*'▽')
「でも、従業員同士がギスギスしては、店の雰囲気が悪くー」
私は彼女の言葉を遮ると、反転、攻撃に出ました。
「私は各部署にキャンペーンをさせます。その期間で前年比から、売り上げをもっと
も挙げた部署から順位をつけ、賞金を配当、もしくはパートさんの時給アップに使いま
す。もちろんキャンペーンに掛かる経費もこの中から出します。そうすれば、主婦目線
でポップを張る者や陳列に装飾をする社員も増える事でしょう。それは部署の結束にも
つながります。」
「では、教えてください! 勝った部署と負けた部署の軋轢はどう処理するのです
か? 不公平感が従業員の間に残ります!」
前に乗り出すように彼女は発言しました。
「ある意味、その通りです。ただ不満が噴出すればー」
私は必死な彼女に満面の笑みで見つめました。
「この競争を作り出した店長が憎まれ役になればいいのです。部下というのは上司の
悪口を言って結束するものです。それで売り上げが上がり、部署の結束が固まるのなら
ヒール役など安い物です。」
「!!!」
彼女は驚き、論破された悔しさに下を向いてしまいました。
委員長タイプの就活生を、
撃破です!! (´▽`*)
ちょっと女の子相手にやり過ぎました……反省です。(-_-;)
実は、私はデパート系でもバイトしたことがあり、よくフロアーマネージャーの悪口
で盛り上がる社員達を思い出したのは内緒です。 (*'▽')
こうして二次面接は幕を閉じました。
友人はまたもやここで脱落です……。 (-_-;)
不幸王子gatsbyがブラック企業に就職するまで…………残りあと9カ月。
次回、最終面接ー
「就活しくじり異生活」……就活の果てにあるパンドラ
お楽しみに!!
↓ ふふ、お兄ちゃんを取られるのが嫌なんだぁ? 彼の唇は柔らかいのよ♡ 押す?