ゼロから始めた不動産投資生活

10年間で数億円を手にするまでの自虐的ドタバタ劇

大学を辞めて起業する人たちへ 零細企業の社長から

 おはようございます、gatsbyです。(^_-)-☆

 今日はちょっと不動産から離れます。

 ↓ すみません、退屈な人はこの記事でも読んでね(^_-)-☆

 

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 どうしても気になる記事があります。皆さんもきっと目にしているかもしれません。

 彼の記事です。

 4ヶ月で大学を中退し起業します。レールに沿ったつまらない人生はもう嫌だ。 - いしだの話

 賛否両論、意見が多く交わされています。

 考えが甘い、有名ブロガーに影響された被害者だ、レールに乗る人生よりは良い、彼

の自由だ応援する等の多種多様な意見が書かれていました。

 私自身、色々と自分自身挑戦してきたので、起業に関しては応援したい立場です。

 ただし、それはあくまでも開業にあたって自身の努力で資金をため、何かあっても責

任を取れる基盤を作り上げた者に対してです。

 正直、私はインターネットに関する商売は詳しくありません。私自身、社長とは言っ

ても田舎の零細企業だし、偉そうな事を言うつもりもありません。

 ただ、私は何人も見てきました。成功して会社を大きくし、年商数十億になった人や

失敗して破産した人、それぞれです。

 gatsbyさんは知らないんだよ~インターネット系のビジネスは元手がそんなにいらな

いんだよ、と言われるかもしれません。確かにそれで成功するなら素晴らしいと思いま

す。

 ただし、その商売はいつまで続けられるのでしょう?

 時が経てばシステムは変わり、違う若い世代が台頭してきます。年老いていく脳とは

反比例で最先端技術は進化していきます。硬くなった思考回路ではきっとおぼつかない

時がやってきます。

 それまでに会社を大きくすれば問題ないでしょう、と思うかもしれません。

 ですが、大学を中退して勤めたこともなく、会社組織に属したこともない人が上手く

人を使いこなせるでしょうか?

  私が学生時代のバイト先でこんな話を聞いた事があります。

 よく食べに来店していた社長の会社が潰れた話でした。そこの社長は温厚で、飲食店

の従業員にもやさしい人でした。

 倒産した原因は、従業員が一斉に辞めたことでした。その中の一人が、会社を興し、

従業員を皆、引き抜いていったのが原因でした。社長はオーナー社長で、会社を任せて

いたビジネスパートナーに裏切られたのです。

 人を使う事、会社を経営する事、そしてそれを持続する事。

 起業をする事は夢ではありません。そこには現実が存在します。

 あ、ちょっと否定的な部分が多かったかもしれません。彼からしたら、本当に大きな

お世話ですね。ごめんなさいです。<m(__)m>

 ただ、私も子供がいます。まだ小さいですが、自分が彼の親ならと思うといたたまれ

なく、記事を書いてしまいました、すみません。<m(__)m>

 でも会社を興し、それが上手くいかなかった時、どうなるか、どうなったかは私は

良く知っています。ここからは正直、気分の悪くなる記事です。読みたくない人はス

ルーしてくださいね。

 私は20数年、会社を経営してきました。その間、何社も起業し、何社も廃業に追い

込まれた場面に出くわしてきました。

 資金がショートしかけると銀行から見放され、友人知人、親兄弟まで借金をしまく

り、果ては闇金までに手を付ける有様になります。

 これを読んでいる人で、もうダメなのに友人や闇金に手を付けるようだから倒産する

んだ、という意見があるかもしれません。

 それは本当に追い込まれた事のない人間のセリフです。

 晴れた日には傘を差し、雨の日には傘を取り上げるー

 これは銀行を揶揄した言葉です。

 景気の良い時は調子よく近づき、会社が傾けば手のひらを返し、資金を引き揚げる。

 潰れた会社の社長は皆、いいます。銀行は公的やくざだと。話し方は紳士的だけど、

話している内容は、脅すやくざと同じだと。その上、毎日、その他の債権者も家に訪

れ、叫び怒鳴るのです。そこには妻もいれば子供もいます。そんな状況下が毎日続くの

です。普通の人なら、まともな思考回路でいるのは難しいです。

 正直、私も立ち会った事がありますが、生きながらの地獄絵です。(-_-;)

 本当に半沢直樹の世界ですよ、ほんと。(-_-;)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

 

  300万円の借金のために自動車の車中で練炭自殺した人ー

 借金はなかったが、経営が毎月苦しくて鬱病になり山奥で首を吊った人ー

 1500万の負債で海に飛び込んだ社長

 5000万の手形を落とせず、首を吊った同業者ー

 仕事が減り、不眠症から突発的に首をナイフで刺し死んだ若社長ー

 これは事実です。

 引かれたレールとか自由とか感傷的な表現の先にある現実です。

 確かに、会社を倒産させても平気で払えない、取れるものなら取ってみろという人

もいます。だけど、大抵の社長はまじめに経営し、倒産する時には苦しみます。 

 これは、不動産投資をする人にも言える事ですが、数億の借金をして節税のために会

社を立ち上げ、ダメになったら倒産させればいい、と考える人もいます。

 その人たちは大抵サラリーマンで、倒産した時の苦しみや家族への影響などを考えて

いない人が多いです。

 私は起業する事を否定しているわけではありません。ただ、そこにある闇も知ってい

てほしいのです。そうすれば、起業して会社経営を進める上で、危険回避するための一

つの道しるべになると思うからです。

 今日は長く暗い話ばかりで、ごめんなさい<m(__)m>

 また次回からは笑えて面白い「アパートしくじり異生活」に戻ります、よろしくお願

いします。 <m(__)m>

 

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