二棟目のアパート経営から……勝負をかけるgatsby!! 「アパートしくじり異生活」 ④
こんにちは、gatsbyです!! (^_-)-☆
二棟目の話は、いよいよ銀行さんとの戦いを含めた展開になります。
現実的に銀行さんは本当に手ごわいですね……。(+_+)
小説なら池井戸さんみたく最後にどんでん返しがあるんですがね。だから私は池井戸
さんの小説が好きです。やっぱり、最後は努力が報われる話が好きですね。時間があれ
ば読んでみてください。
↓ 銀行の話は彼の小説が熱いです!!
今日もここから始める不動産黒歴史、行きます!! (^_-)-☆
その夜ー
私は昼にあった銀行とのやり取りを嫁に話しました。
「銀行さんがダメっていうならしょうがないんじゃない?」
嫁は驚きもせずに、答えました。きっと嫁の中では予想の範疇だったのでしょう。
その答えを聞いた上で、私はある提案を彼女に投げかけました。
「それは、家の約束事を違えるって事、パパ? それはダメなんじゃない?」
嫁の表情が一気に曇りました。
「わかっている。わかっているうえで相談しているんだ。」
「いや、違うよパパ。相談じゃない、もう決めている顔してるでしょ?」
私の説明に、久しぶりに嫁が激しくツン状態になっていきました。
「いや、相談をー」
「提案通りにやったとして回収できるの? 投資的に?」
「やれる! 必ずうちの経済的柱にしてみせるから!」
完全に根拠のない自信でしたね……。(>_<)
「確かにパパは今まで投資に関しては信頼性は高いけど……。」
「そのかわりー」
私は更なる条件を提案しました。その言葉に嫁は驚きの表情をしました。
「パパ、それでいいの?」
「ああ、構わない。何かを得るには何かを切り捨てなきゃ進めない。そうだろ?」
「パパがそこまで覚悟して決めたのなら……いいよ。」
嫁が陥落した瞬間だった。
数日後ー
私はメインバンクの応接間にいました。
「ご無沙汰でした、gatsbyさん。」
向かいに座る支店長がにこやかに挨拶をしてきました。隣には担当者Pが座っていま
す。この会談まで何度も担当にお願いし、忙しいとの言い訳で逃げまわる支店長をやっ
と追い詰めて捕まえた最後のチャンスでした。
通常、融資が決まったり、間違いのない上客以外は支店長はあまり会う事はありませ
ん。なぜなら、担当と違い、支店長ともなるとその場で即決を求められるからでした。
「Pさんにもお話したのですが、実はもう一棟、アパートを買おうと思いまして。そ
のお願いに上がりました。」
「ほう。gatsbyさんには一棟アパートを紹介して買っていただいたばかりだと記憶し
ていますが。」
支店長は笑顔でしたが、決して目は笑っていませんでした。その表情だけなら完全に
融資否決です。(-_-;)
「それは承知しています。ただ、アパートは棟数を持つ事で収入的に安定性を持ち、
リスク分散できると考えてのお願いだったのですが。」
「それでは一棟だけでは安定性はなく、リスクが高い状態にある、という事です
か?」
支店長は表情を変えずに質問を返してきました。
「その事自体、否定しません。ただその程度のリスクなら給料などで補てんできる範
囲だと考えています。そうお考えになったから、私にあのアパートのほぼ買値の金額を
お貸しくださったのでしょう、支店長?」
一瞬、場の空気が張り詰めました。こんな若造に言われたのがきっと気に食わなかっ
たのでしょう。
「ははは、gatsbyさんにはかないませんな!」
怒りを誤魔化すように支店長は大きな声で笑いました。
「では、二棟目の融資のリスクはどうするおつもりですか?」
「逆に支店長は、どの位なら融資が可能だと考えますか?」
私はここで引き下がるわけには行きませんでした。心臓が高鳴り、きっと顔も赤かっ
たと思います。
「自己資金、どうされますか?」
支店長は私の言葉などなかったかのように、質問を突きつけました。彼は知っていま
した。この銀行の口座には数百万程度しか私には残高がない事を。
私は支店長の正攻法な攻めに、無力にも撃沈しそうでした。
勇気を出せ…!二度三度なんていわねぇ…ここ一度だけ…勇気を…生き残るための勇気…
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次回、
「アパートしくじり異生活」、追い詰められる果てに!
お楽しみに!!
↓勘違い?誰が?何を?知らない!関係ないし!……ばか。押してほしいだけなのに。