三棟目のアパート経営から…………そこにある家族の絆。 ⑥
こんにちは、gatsbyです! (*'▽')
やっと裸の王様編も終わります。書いてて恥ずかしくて恥ずかしくて……。(T_T)
もう、誰かいっその事、
抹殺してくれ!! \(゜ロ\)(/ロ゜)/
そう思いながら書き上げました。
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その夜ー
私と嫁は居間のテーブルを境に向かい合って座っていました。
「ダメだったの?」
嫁は私の有様に、聞かなくてもすべてを理解していました。
「縁がなかったんだよ、今回は。」
「……。」
「また次を探せばー」
ダメなんだ、ダメなんだよ! あれじゃなきゃ!
gatsby君、叫んじゃっています。 (*'▽')
嫁は私の姿を見て、ため息をつきました。
「で? どうしたいって?」
「買いたい! あのアパート。」
いきり立つ私を嫁はジッと見つめていました。
「でも、約束したよね? 融資がつかなかったら諦めるって。」
「融資がなくても、株の金や預金も使えばー」
正気、パパ!? ( ゚Д゚)
嫁は体を乗り出しました。
「確かに株のお金やうちの預金を吐き出せば買えるよ、このぐらい! でも、あなた
は何のために不動産を始めたの? プライドのため? 銀行にちやほやされたいため?
人から凄いって言われるため? それとも肩書が欲しいの?」
いつも静かな嫁が激しく攻め続けます。
「あなたの後ろには、私や子供がいるんだよ? 忘れているの!? いつからパパは
そんなに偉くなっちゃったの? 私達は家族を幸せにするために頑張っているんじゃな
いの!」
次々に嫁の言葉が、愚かで弱い私の心に突き刺さっていきました。
すべてが、
図星でした。( ゚Д゚)
物件がどうしても欲しかったわけではありませんでした。融資がダメな時点で諦めよ
うとも決めていました。ただ、銀行に融資のハシゴを外され、笑われ、自分の無能さを
指摘されたみじめさに、意地になっていました。
オレはもっとできる、オレはもっと先に、オレはー
嫁に何かを言おうとしましたが、言葉がでませんでした。
「それにパパ、あのアパートが欲しいわけではないんでしょ、本当は?」
「……。」
「もしパパが本気であれを欲しいと思っていたら、もっと理論的に私を論破するはず
だもの。今のパパは感情的に話しているだけだから……。」
二人の間に沈黙が流れました。
「う~う。」
その刹那、よちよち歩きを始めた娘が私の足を掴み、立っていました。
娘は何もわからず、無邪気に笑っています。
オレは何に怒りを覚えているのだろう。
不思議と怒りは消え、私は自分が情けなくなりました。ちっぽけなプライドを保つた
め、くだらない面子のために大切な物を見失う所でした。
私は娘を抱きかかえ、嫁に言いました。
「買うの……やめるよ。」
その言葉に嫁は笑顔で答えてくれました。
翌日ー
それから私は不動産会社に連絡をして契約を白紙撤回してもらいました。それができ
たのは、ローン条項という項目が契約にあり、融資がつかなかった場合は契約を白紙に
戻せるという条件付契約だったからでした。もちろん、売主さん、不動産会社には大変
な迷惑をかけたので謝罪をしました。
後にも先にも私が、破棄した唯一の契約でした。
次回、
「アパートしくじり異生活」…………三棟目再始動!!
お楽しみに!!
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今日の一冊
この著書、赤井誠さんのブログを私は以前から読ませていただいていました。世間の
ブログでは不動産を一挙に増やしたり、大きなRCをむやみに増やす事を進める記事が
多い中、赤井さんのブログは融資が目的なやり方を警告したり、返済比率を下げること
を推奨したりと堅い路線を推し進めながら、自分でもリフォームをしちゃう行動派の大
家さんです。一読の価値ありです。
作品紹介
著者の赤井誠さんは「現役サラリーマン」と「新米大家」という〈2足のわらじ〉をはき、さらに「人気ブロガー」という〈第3の顔〉もお持ちの方です。
本書は、各種業者や銀行との付き合い方から、入居率アップのノウハウまで、実体験をもとに書かれた「アパマン経営入門」です。素人ならではの視点で分かりやすく書かれていると、ご好評いただいております。大家さんを始めようと思っている人、必読の一冊です。