心理的瑕疵付き不動産を買うのは間違っているのだろうか？ (=^・^=) とあるRC編 ①

　こんにちは、gatsbyです！

　北海道も桜が散り、やっと初夏になろうとしている今日この頃です。

　こんな季節、丁度不動産を買い始めていた頃に出会ったある物件の事を思い出したの

で、その事を息抜きがてらに記事にしていきたいと思います。

　↓　　幽霊は信じますか？

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   それはまだ嫁と幼い長女と物件探しをしていた頃のお話です。

　ネットで見つけた利回りの良い物件を札幌に見に行った帰りでした。本命の物件は見

た目が酷く、修繕費が異常にかかりそうだったため、あきらめの報告を業者に連絡して

いた時でした。

　「ーというわけで、今回は諦めようと思います。」

　「そうでしたか……。利回り的にも立地的にも良い物件だったんですが。」

　携帯越しに物件担当者がため息をつきました。

　その当時は銀行もアパート融資は厳しめで、市場は完全な「買い手」が強い時代だっ

たため、物件が今ほど簡単に売れない時代でした。

　「また、良い物件があればー」

　ま、待ってください！！　( ﾟДﾟ)

　携帯から担当者の何かを懇願する叫びが飛び込んできました。

　「物件ならまだ…………あります。」

　担当者は微妙な間をあけながら説明してきました。

　「え、本当ですか！？　希望に合う物ならば見てみたいです！　どんな物件なんで

しょうか？」

　本命がダメだったこともあり、気落ちしていたテンションが一気に跳ね上がりまし

た。

　「それが……築年数は１０年でRC物件です。」

　「それなら利回りは低いのではないですか？」

　当時、新築の利回りは８～１０％くらいで、築十年でも１１％弱でしたからあまり期

待はできませんでした。

　利回りは、

　１６％です。(-_-;)

　おお！！　( ﾟДﾟ)

　私は驚きのあまり、声を洩らしました。

　当時が買い手市場だったとはいえ、この築浅で高利回りはレア級の価値がありまし

た。

　私は担当者にこれからその物件を見れるのか、詳細データは揃っているのか、買い付

けは入っているのか、を矢継ぎ早に質問しました。

　「物件はご覧になれます。詳細は案内しながらご説明します。買い付けはまだはいっ

ておりません。」

　おお！！　( ﾟДﾟ)

　この条件でまだ買い付けが入っていない事が私を更なる興奮へと導いていきました。

　そして、私は担当者と直ぐに合流をして物件を見に行く手筈を整えてもらう事にしま

した。

　「凄いぞ、嫁！！　レア物件がゲットできるかもしれない！！！」

　興奮する私に嫁は説明を求めました。勢いにのって、私は嫁に話の流れを説明しまし

た。

　「見に行くのは賛成だけど、あまり期待しない方がいいんじゃない？」

　「え……どうして？」

　まだ冷めやらぬ私に嫁はため息をつきました。

　「いい、パパ？　これだけ好条件を一見さんの私達に情報を回してくると思う？　普

通はお得意様に真っ先に打診をかけるでしょう？　RCでこれだけの好条件なら普通の

サラリーマンだって融資が通るレベルだと思わない？」

　あ、そう……だね。(-_-;)

　嫁の言う通りでした。更に嫁は言葉を続けました。

　「お得意様や他の顧客が買わない理由が何かあると思った方がいいんじゃない？」

  あ、そう……だね。(-_-;)

   今日二度目のそう……だね、です。

　「でも、まぁ、奇跡がないわけでもないから、ね？　とりあえず行ってみようよ？」

　一気に天国から地獄に叩き落されたテンションgatsbyに、嫁も言い過ぎたと思ったの

か、苦笑いで私のしょげかえる頭をポンポンしてきました。

　私が顔をあげ、嫁と一緒に笑う幼い長女に励まされるように再び頑張る決意をしまし

た。

　次回、

　　　　隠された真実と不動産経営の闇

　　　　お楽しみに！！

　↓　ねぇ、そこの君！！　五月病なんて吹き飛ばして新しい事を始めようよ　♡

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