８カ月もの家賃滞納を回収するのは、結構大変なんですよ…………ダディ？ (=^・^=) ④

　こんにちは、gatsbyです！

　昨日のブクマでの常連読者ミケコ (id:mikerie) さんからの質問にお答えします。

　当時はブラック企業から地元に戻ったころなので、年齢から言えば２４～５才くらい

だったと思います。まだ自分では不動産は始めていなくて、株や他の投資をメインにし

ていた時期ですね。懐かしいです。(*'▽')

　　↓　株の記事はこちら。ただ、この記事は３０代の話です。

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　　ここから始まる家賃回収物語、行くよ！　(=^・^=)

　　二度目の約束の日、彼の給料日当日夜ー

　私は彼の家の前にいました。玄関のインターホンを押しても彼は出てきませんでし

た。部屋の電気は消えていました。

　「……。」

　かの高級車セルシオは家の前にありました。私は電気のメーターを確認しました。回

転速度はフルに近い状態でした。

　居留守か。('_')

　電気が消えていても使用電力をみれば、いるかいないかぐらいは判断できました。

　この程度は不動産業界にいれば、身につくスキルでした。

　「さて……。」

　どうするか考えていた時、ポストの中から取り忘れの郵便物が見えました。そこに

は、はっきりと

　督促状

　と赤い判が封筒に押されていました。

　「サラ金までつまんでいるのか……まずいな。」

　それを見て、この回収クエストの完全履行が見えなくなってきました。

　私はおもむろに携帯を出して、Aの携帯にかけました。もちろん、出ることなく留守

電になりました。それでも私は、今、家の前にいる事、話し合う意思があるなら直ぐに

連絡をする事、連絡なき場合は強制的な手続きに入る事を早口でふきこみました。

　そして、５分後ー

　ゆっくりと玄関が開きました。

　「大家さん、すみません。寝ていて……。」

　「いいえ、構いませんよ。お疲れでしょうから。」

　私はばつの悪そうな彼に満面の笑みで答えました。

　「で、今月の支払いー」

　すみません、大家さん！　<m(__)m>

　彼は私の話を遮るように声をあげると、頭を下げてきました。

　彼はその勢いで、言い訳を始めました。

　「親が急に病院にー」

　「ああ、嘘はもういいから。腹を割って話そうよ。サラ金の支払いや車の維持費、

パチンコの負けで金がないんだろ？」

　「！！！」

　一瞬で彼の顔色が変わりました。半分は予測した感じでカマをかけた話がビンゴだっ

たようでした。

　「幾らなら払える？　オレも冗談や酔狂でここにきているわけじゃないんだ。手ぶら

では帰られないよ？　ねぇ、Aさん。」

　「半月ー」

　何だって！？　(-_-メ)

　状況と彼の態度にイラついたgatsbyは、ちょっとガラが悪くなっちゃいました。

　「一か月分……。お願いします。」

　彼は財布を取り出し、一か月分の家賃を手渡してきました。

　現状維持の一か月分。私はまず不本意ながらそれを受け取りました。

　「それでこれからどうするの？　うちだけじゃないでしょ、借金。」

　「どうしてそれを！」

　「君を見ていればわかる。家賃を滞納しているのに高級車にパチンコが好きとなれ

ば、考えるまでもない。」

　「……。」

　「もしかして車もローンに押さえられそうなの？」

　「ローンは払ってます、ちゃんと！　ちょっと保険と車検は切れているけど……。」

　はぁ！？　無保険・無車検！！　( ﾟДﾟ)

　そしてサラッと言ってくれた、家賃は払わなくてもローンは支払ってます宣言、頂き

ました。(*'▽')

　もう驚きを通り越して、あきれて物が言えません。(-_-;)

　私は想像の斜め上を行っている彼からの回収方法を考え直さざる負えませんでした。

　次回、

　ここから始まる家賃回収物語、続きます。(=^・^=)　　

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