五棟目のアパート経営から……フルローンを勝ち取る攻防!! ⑬
こんにちは、gatsbyです!!
師走に向けて、走り続けているヘタレ社長gatsbyです。(*'▽')
天気も安定しない北海道は寒さが徐々に厳しくなってきています。
皆さんも風邪などひかぬようお気をつけてくださいね!!
↓ 前回の話です。
私はカバンから取り出しておいた物件資料を支店長の前に滑らせました。
いよいよ、
フルローン開戦です!! (*'▽')
「この物件はー」
私は支店長が資料を手に取ると同時に説明を始めました。
32室中9室しか入居していないが、それでもローンの支払いを賄える事。物件の傍
に専門学校があり生徒を取りこめる事。生活保護者も対象にする事で退去をしない入居
者を見込んでいく事などを口早に説明しました。
「……。」
資料を一通り目にした支店長は、中々口を開きませんでした。
それにしびれを切らした私は更に説明をかぶせました。
「もちろん現状の物件にも手を加え、リフォームもしていこうと考えています。」
私の説明に支店長がようやく重い口を開き始めました。
「私はこの物件を見たわけじゃないので、想像でお話しますがー」
ここから支店長の波状攻撃が始まりました。
「任売と言う事でしたので、物件は相当に荒れていますよね?」
「あ、はい。」
「それを資金をかけてリフォームしても部屋は三点ユニットの狭めなワンルーム。需
要はあるでしょうか? 今の学生や生活保護者でもその形を嫌うと聞きます。」
支店長は私の心を見抜くように目線を外さずに尋ねてきました。
「これよりももっと安定的なファミリータイプの物件とか築年数の浅いものの方がい
いのではないでしょうか? gatsbyさん、本当にこの物件を埋められるでしょうか?」
うう、痛い……。(-_-メ)
支店長からのストレートな一撃です。
「gatsbyさんの手腕はもちろん承知しております。ですが、さすがに今回の物件は厳
しいと言わざる負えません。札幌は確かに人口流入があり、需要は多いですが、その分
物件も多いですよね? これだけの空室、そして一昔前のタイプの部屋が安定的に運営
できるでしょうか?」
「……。」
一瞬、無言になった私に支店長が追撃をかけてきました。
「高騰する広告費に修繕費、入居者の低俗性によるトラブル。gatsbyさんもお判りで
しょうが、それらは相当な負担になると思います。その上、いつもの理念とは違う場所
の悪い古いRCともなれば出口戦略、いつもgatsbyさんがおっしゃられていた失敗のし
ない投資という観念からもかけ離れている感じがします。」
支店長は視線を外さず淡々と理を詰めてきました。
ゴクリッ。
私は息を飲みました。さすが支店長でした。私が感じてるすべてのウィークポイント
をピンポイントで攻撃してきます。
ああ、もう、撃沈しそうです……。(T_T)
次回、
「アパートしくじり異生活」、反撃の時。
お楽しみに!!
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