札幌で売却した不動産のその後 2018~gatsby君の春 ①
こんにちは、gatsbyです!!
今日の記事は、ちょっと一風変わったお話です。
私はこの五年間、不動産市場が過熱し始めてから自己所有物件を少しづつ売却してお
りました。
というのも、やはり市場の不動産価格が異常に高騰し始めて買えるレベルではなく
なってきていましたし、新規参入者が多く目立ち始めていたからでした。本屋でもその
手の本は多くなり、色々なセミナーも盛んに開催されていました。
以前の記事にも書きましたが、1929年のニューヨーク株式市場の大暴落の直前、アメ
リカの空前の株式ブーム時の話を私はもっともだと感じていたからでした。
この話は、ウォール街に勤める男が通りで、靴磨きの少年に自分の靴を磨いてもらっ
ていた時でした。
「旦那、この銘柄は騰がりますぜ!」
そう会話の中で、少年は彼に助言しました。
そして、その男は直ぐに自分の持ち株をすべて売却したそうです。
そのお陰で男は後のアメリカ大恐慌による株の暴落による損失を免れたそうです。
要は、靴磨きやウェートレスなど一般大衆が相場に熱を上げ始めたらそこが天井だと
いう事です。
私も現状の札幌不動産市況は、崩壊の危うさを持ち合わせていると感じています。
熱くなりすぎて、実現不可能な天を目指して作り上げられていった「バベルの塔」を
想像してしまいます。
それはいつか崩壊し、崩れ去る運命がそこにはある気がしました。
そう思い、売却した物件ですが、
その後どうなったか?
たまたま最近、仲介業者との会話で、以前売却した物件の話が上がりました。
「そういえば、gatsbyさんが売却したあの不動産、1000万円ほど乗せて
また売りに出されていますよ?
はぁ!? ( ゚Д゚)
gatsbyもその言葉にビックリです。その物件は私が売った当時、立地があまり良くな
い築30年オーバーのRCでした。
以前、私からそれを買ったオーナーさんは、買った同額で一年後転売していたはずで
した。と言う事は、その次のオーナーが更に1000万円を乗せてこの物件を売ってい
るという事なのでしょう。
「凄すぎだよ!! 築30年オーバーのRCが短期で三回目の転売を目指すなん
て!!」
「本当に札幌不動産市場は過熱し過ぎですね。もう完全なチキンレースですね。誰か
がババを引いて崖から落ちるまでレースは続くんでしょうね。」
私は仲介業者の言葉に、ただ頷きました。
確かに、私が物件を買えていた時代の売れ残っていた築古木造物件でさえ、1000
~2000万乗せて売りに出されていても売却済みになってたりしています。
仲介業者は言葉を続けました。
「もうそれは狂喜乱舞、金と言う薬に酔った宴そのものですよ。ただそれが終焉して
目覚めた時には、相当な痛みが待っているでしょうけれど。」
「はは…………怖いね。」
私は仲介業者の言葉にゾッとしました。
次回、
売却物件その後の調査結果!!
お楽しみに!!
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