不動産投資で夢を見るのは間違っているのだろうか。
こんにちは、gatsbyです。
最近、ワケアリ不動産の持ち込み案件が増えてきたgatsbyです。
築古木造に融資が付きづらくなったせいか、条件も良い物が出回り始めました。
今日はそんな物件を持ち込んできた仲介業者さんとの話を記事にしたいと思います。
↓ コーヒーブレイクにどうぞ。
「最近、不動産経営に行き詰ってきた人が増えた気がしますね」
なじみの仲介業者A君がふと言葉を漏らしました。
「売り物が増えてきたからかい?」
「それもあるけど、銀行の融資が付くなら何でも{買いたい病}の人が多くなった気が
します」
A君は更に続けました。
「不動産の手残りが少ないから苦しいのでしょうね。まぁ、一つでも多く買えば多少の
お金は残りますが、また借金が増えてリスクを背負いこむ事になるんですが、彼らは突
き進むしかない、という考えみたいです」
「でも現状は融資は厳しくなっているんでしょう?」
「はい、間違いなく。」
私は苦笑いをしました。
「カリスマ大家のおさがり物件を買ったり、高額セミナーで餌食にされた人ほどその傾
向は強いですね。経済的自由を得て沖縄やハワイに移住するとか、マイルで旅をする生
活にフェラーリやマクラーレンでツーリングする仲間になりたいとか。夢を見るのは自
由ですが、もう少し現実を見た方がいい気がしますね」
A君、言い方が辛辣です……。(-_-;)
「確かに大家の中には2000~3000万のお金を自由にできないレベルでフェラー
リだのマクラーレンだのと騒いでいる人がいるのは知っているけど、それが夢ならしょ
うがないんじゃない?」
「まぁ、個人の自由なんで何とも言えないですが、gatsbyさんの好きな漫画、え~とな
んていいましたっけ……カイジ、カイジだ! あの漫画の鉄骨渡りみたいなものでしょ
う?」
↓ カイジと言う名の漫画、激しいです。
「上手い事言うね、A君」
私は皮肉屋のA君に答えました。
「高級外車を中古で買えば節税になるし、高級外車なら値段が崩れないというけど、そ
れをするにはやはりある程度の揺るがないキャッシュと資産を作るべきだよね」
「皆、夢を見過ぎです。昔、gatsbyさんが話してくれたことを考えている人って少ない
ですよ、ホント」
A君は呆れたよに話した。
その昔、A君と出会った頃に私の投資スタイルを話したことがありました。
投資とは絶対がない事。成功する事は考えなくていい。失敗しないための方法を考え
る。その物件を最低何年持てば赤字にならないか、それは数年後、幾らで売れるのか、
家賃は基本70%までの下落、入居率70%までの下落を想定する。
そして大事なのはそれで赤字になった時に何処からお金を補てんするのか?
それをすべてクリアできなければ、物件は買わない。
成功した先何て、その時考えればいい。
「失敗する投資家の典型的な人は、セミナーやカリスマ大家の言葉を鵜呑みにしてキラ
キラした成功体験だけを追い求めて不動産投資をしている人ですね。正攻法、グレーな
方法で無理な融資を引き、8億だ、10億だと自慢する人ほど中身はスカスカです。そ
れでキャッシュが100万前後なんてよくそれで仕事を辞められると思いますよ。生活
費と遊興費をそこから取ったら破滅へ一直線ですよ!」
「ははは、A君、手厳しい」
彼がそう言うのは、私が借金が2億もしない時に月のキャッシュフローが200万円
前後あったのを知っていたからでした。
ちなみにその時も今もgatsbyは働いていますけど。(*'▽')
そしてA君は最後に自分の持ち込み物件をプッシュして携帯を切りました。
投資は十人十色。
形はそれぞれ自由でいいと思います。
ただ、借金に麻痺をして後戻りできなくなり、気がつけば泥沼に首まで沈んでいるよ
うな事が無いように気をつけたいですね。
読者の皆様も上手い話は、自分の耳や目でちゃんと確かめてから受けましょう。
今日はそんな話でした。
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