ゼロから始めた不動産投資生活

10年間で数億円を手にするまでの自虐的ドタバタ劇

手持ちの不動産をすべて売却したお話。 人の裏に道あり花の山  

 こんにちは、gatsbyです。

 

 今日はgatsbyの不動産投資の現状の話です。

 アベノミクスと呼ばれる株価と不動産価格が上がり始めた数年前に、私は嫁に言いま

した。

 物件を売ろうと思う。('_')

 唐突な提案に嫁の可愛い顔がキョトンとしました。

 20

引用先:二次萌え

 

 あ、嫁は女子高ではありません。(*'▽') 

 「え、どうして? あんなに頑張って手を掛けて毎月のお金も安定的に入ってきてい

るのに?」

 驚く嫁の反応は当然でした。

 当時、アパート収入から経費や銀行ローンを引いても毎月200万前後のキャッシュ

が入ってきていました。

 その上、その時期は東京オリンピックを5年後に控えて経済も上り調子で、テレビの

ニュースでは景気の良い話ばかりが毎日のように流れていました。

 「だから今なんだよ、嫁。うちのアパートは築年数が古くてこれからはもっとメンテ

ナンス経費が掛かると思う。入居者だって入りずらくなっていく。」

 「でもパパの手腕で今まで通り、満室にしていけば良いじゃない?」

 「もちろんアパートを満室にする自信はあるよ? でも今新築RCが異常に増え始めて

いるし、売り出されているアパートの価格が異常に上がり始めているんだ」

 当時、地下鉄の5分以内でしか新築をやってこなかった企画会社が徒歩10分でも新

築を売りに出したり、見向きもしなかったボロアパートが高値で売れたと聞こえ始めて

いました。

 「僕らが買っていた景気が下がり続けた時代はオリンピックが終わるまでは来ない。

逆を言えば、それまではよほどの事がない限り景気が良いという事だ」

 「それが売る理由?」

 「そうだよ。景気は巡り巡るものなんだよ。下がれば上がり、上がれば必ず下がる。

これは常識。ただ、それを知識として分かっていても出来る人は少ない」

 嫁は謎解きみたいな答えに可愛い眉をひそめた。

 「それは世間の意見と真逆な事をするのが人は嫌がるからだよ。世間と違う事をする

とアイツはバカだとか無能呼ばわりされるだろ? アパートを始めた頃に僕らが世間に

言われていたように」

 「あ、そうだね!」

 嫁は答えを見つけた子供のように笑みを浮かべた。

 「そうだ、そうだ! あの頃は不況で借金までしてアパートを買うなんてキチガイ

たいな事も言われたことあったものね」

 「そうだよ」

 私は嫁の答えに頷きました。

 私がアパートを買っていた頃は、日経平均も一万円前後で不況の中でした。

 「だから今なんだよ。世間は低金利であまり始めた資金で不動産を欲している。これ

からは不動産価格が上がっても下がる事はないよ。だからこの景気が続く内に、全て売

り抜こうと思う。そして再び来る不景気に買い直せばいいだろう?」

 「でもいっぺんに売ったら税金が凄いんじゃないの?」

 「もちろん」

 私は嫁の答えに頷きました。

 「だから今年から税額を計算して、オリンピックの前の年ですべて売れるように計画

売却をする」

 「すごい、パパ! そこまで考えていたの?」

 

 引用先:二次萌え

 

 あ、嫁には可愛い猫耳はありません。(*'▽')

 「僕はアパートオーナーになるのが夢ではないし、築古を最後までもって新築をする

つもりもない。家族の将来のために始めた投資だから出口戦略が見えたのならそこに進

むよ。今回はそれが売却と言う形が今は良いと判断したんだ。僕は間違っているかな、

嫁?」

 私は自分の計画には自信がありましたが、それは世間とは真逆の道を行く事で、もし

かしたら間違っているかもと思う事もありました。

 「パパがそう思うのなら、きっとそれが正解だよ。だってあの逆行の中で不動産を買

い進めた時、皆がパパを非難して笑ったけど、結局パパが世間の大勢の意見より正し

かったもん。世間が常に正しいとは限らないよ。それに――」

 背の小さな嫁は私の瞳を覗き込んで笑った。

「私は知っているよ? 私の旦那様は鬼ががっている悪運で数え切れない不幸を切り抜

けてきていることを。だから今回もパパが正しいと思えば、それでいいんじゃない?」

 私は嫁のセリフに感動しました。

「……嫁。嫁!」

 ブヒ!(*_*)

 感動のあまり抱き着こうとした所にエルボーをいただきました。

 「調子に乗り過ぎ!」

 嫁は照れながら笑っていました。

 22

引用元:二次萌え

 

 あ、大切な所なので二度言います。嫁は女子高生ではありません。

 

 ここ、テストに出るぞー!! ( `ー´)ノ

 

 そんなわけで、最後のアパートを平成30年で売却して、多額の売却益と共に不動産

投資を一旦、完結しました。

 でも不動産投資を引退したわけではありません。今でも再度探しています。

 あとは景気次第ですかね。

 人の裏に道あり花の山

 天邪鬼なgatsbyにはお似合いの格言ですね。

 

 さて、最後に株の話。

 昨夜のダウ暴落、2万円割れを夜間取引で確認して参戦してみました。

 

 

 (NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信

 いつもの銘柄、日経が下がれば上がる天邪鬼銘柄。

 1635円で3300株。

  

 これで今日も勝負です。

 

 

 

週刊エコノミスト 2020年03月24日号 [雑誌]

週刊エコノミスト 2020年03月24日号 [雑誌]

  • 発売日: 2020/03/16
  • メディア: Kindle