ゼロから始めた不動産投資生活

10年間で数億円を手にするまでの自虐的ドタバタ劇

心理的瑕疵付き不動産を買うのは間違っているのだろうか?  (=^・^=) とある投資家の悲劇編 ②

 

 こんにちは、gatsbyです!!

 

 皆さん週明けのgatsbyはこんな気分です。(>_<)

 

 

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 でもでも、頑張らないと仕事も進まないですし、ちょっと立ち直ったgatsbyが、こ

ちらです。

 

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 そんなわけで、まぁ、がんばっていきましょう! (*'▽')

 

月曜日の憂鬱

月曜日の憂鬱

 
男性用Tシャツ仕事憂鬱月曜日が嫌いです (Small 黒蛍光性の)

男性用Tシャツ仕事憂鬱月曜日が嫌いです (Small 黒蛍光性の)

 

 

 

 

 さて、とある投資家の悲劇、行きます! (>_<)

 

 Aさんと会ってから数カ月の時間が過ぎた、ある日ー

 また、彼と会う機会が訪れました。

 私達はビル街にある小さなレストランのテーブルについていました。

 「ご無沙汰でしたね、gatsbyさん!」

 「はは、今日もエネルギッシュですね、Aさん。」

 その日は札幌に来ていた私とAさんで昼のランチを一緒にする約束でした。

 二人で日替わりランチを頼み、私が水に口をつけようとした時でした。

 「ところでー」

 Aさんは満面の笑みで待ちきれないように、私に不動産の話を始めました。

 前振りも世間話もない単刀直入な彼の話し方は、性格を模写したようなストレートで

した。

  話の内容は、彼が見つけた利回りの良い物件の話でした。

 「本当に拾いものだったよ!!」

 「だった? もう買われたのですか?」

 Aさんの過去形な口調に私は疑問符を付けました。

 「ああ、即決だよ。あ、まだ最終的な手続きは残っているけど。」

  彼は自信に満ちた顔で私に答えました。

 その当時、私の不動産投資スタイルは失敗しても即撤退のできる立地重視な物件に対

して、彼は利回りを重視した投資方法を取っていました。

 「それでどんな感じの物件なのですか?」

 「場所は地下鉄から5分程度の一軒家だよ。」

 「中々、魅力的な物件ですね。でもAさんは確か利回り重視でしたよね? あうんで

すか、投資的に?」

 通常、地下鉄傍の一軒家は土地価格が高く、売買価格も強気で中々投資としては旨み

が少ない事が当たり前でした。

 そんな私の言葉に、Aさんは口元に笑みを浮かべました。

 「私がそんな金にもならない物件を買うとお思いか、gatsby君?」

 「……確かに。Aさんが普通の物件を買うのはないですよね。」

 私は口をつぐみました。現状、彼が保有している物件は最低でも利回り15%以上の

物ばかりでした。利回り命な彼が、普通の利回りで物件を買うのは確かにあり得ません

でした。

 「聞いてくれるか? なんと今回買う物件の利回りは、

 30%以上!! 

 ええ!! ( ゚Д゚)

 彼の言葉に私は驚きました。当時の買い手市場でも、中々お目にかかれない利回りで

した。

 「実は競売で落としたんだ。」

 一瞬、私は嫌な予感が走りました。

 ちょ、ちょっと待ってください!! ( ゚Д゚)

 「競売でそれほどの優良物件が安く落ちるなんて、もしかしてー」

 「そうだ、gatsby君も気が付いたか? 安くて条件が良い高利回りを競売で落とせた

理由。それも競争相手もゼロだった奇跡的な運命、それはー」

 私はその瞬間、自分の感が的中した事を悟りました。

 事故物件だけどね。(*'▽')

 彼はまるで上手いオチをつけられた芸人が自画自賛するように笑いました。

 「住んでいた子供がノイローゼで階段で首を吊ったらしい。裏情報では、その母親は

発狂して後追い自殺父親は酒と女に溺れて借金まみれ。結果的に競売に、さ。よくあ

る話さ。」

 !!!

 私は彼が言う、よくある話という感覚が理解できませんでした。

 たぶんですがその感覚は、彼が金融関係で働く内に、そういう状況に追い込まれた人

達を多く見てきたという事なのでしょうが……。(-_-;)

 「でもー」

 驚き、何か反論しようと言いかけた私の言葉を遮り、彼は更に言葉を続けました。

 「人間はいつか必ず死ぬ。それは決まっている事だ。それが病死だろう自殺だろうと

死と言う概念に違いはない。それに自分で住むわけじゃないんだ。利用しない手はない

だろ?」

 「それでも、それでも借り手がいなくては投資も回収できないのでは?」

 「それは調査済みだよ、gatsby君。」

 彼はニヤリと口元に笑いを浮かべました。

 「札幌にある市営住宅、北海道が管理する道営住宅などの事故部屋の入居倍率を君は

知っているかい?」

 「…………いえ。」

 「申し込み倍率は数十倍になっているらしい。」

 驚く私を見ながら、彼はコップの水に口をつけました。

 「低所得者が多い札幌、いや北海道の住民は非現実的な幽霊よりも目の前の生活を取

るわけだよ。現実的な貧困は身も心も削り取って行くからね。幽霊など存在しない者の

お陰で家賃が安くなるなら喜んで入居する人はいっぱいいるさ。」

 私は口を閉じました。

 見えない何かー

 小さい頃に経験した不思議な体験を思い出した。

 

 ↓ gatsbyが経験した不思議な話

 

www.gatsby.website

 

 「幽霊とか、見えなくても何かありそうじゃないですか? Aさんは全然気にしませ

んか、そういうの?」

 全然。('_')

 即答でした。

 「私はね、gatsby君。金融関係だから長年、色んな業種や肩書の人達と出会ってきた

よ。ここで語りつくせぬぐらい汚くて吐き気がする思いもいっぱいしてきたんだ。」

 「……。」

 黙る私に彼は静かに続けました。

 生きてる人間の方がよっぽど化け物じみてるー

 そう彼は言い放ちました。

 「そう……ですね。」

 私が彼に答えるのと、同じくしてランチがテーブルに届きました。

 「おいしそうだな、さぁ、食べよう!」

 「あ、はい。」

 話が一段落して、にこやかなAさんは満足そうでした。私は消化しきれない心のもや

もやを、ただの考え過ぎなのかと思う事にしました。

 そしてゆっくりとランチに口をつける事にしました。 

   

 

 次回、

 「とある投資家の悲劇」、運命の歯車はもう……。

 お楽しみに!!

 

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