ゼロから始めた不動産投資生活

10年間で数億円を手にするまでの自虐的ドタバタ劇

心理的瑕疵付き不動産を買うのは間違っているのだろうか?  (=^・^=) とある投資家の悲劇編 ① 

 こんにちは、gatsbyです!

 

 とあるRC編も完結しました。その続編ではないですが、流れ的に書く事になった、

ある投資家の悲劇を記事にしていこうと思います。人間の欲、人間の運命、この世の

理、などと色々考えさせられる事件でした。皆様にもそういう目線で読んで頂けると嬉

しいです。(*'▽')

 

 

 

 さぁ、「とある投資家の悲劇」開演です!! (*'▽')

 

 とある金融関係に勤めるA氏は、とても有能でバイタリティーのある男でした。同期

の中でも出世は早い方で、役員の受けも良いほど社内外交もズバ抜けて上手でした。

 もちろん、その成果として年収も、50才手前で1000万以上を手にしていたこと

が彼の能力の高さを表していました。

 そんな彼は色々な事に貪欲で野心家でした。それは本業だけにとどまりませんでし

た。株、FX、そして不動産ー

 そんな彼は、私と出会った頃にはすでに数棟のアパートを所有していました。

 「不動産はいいね、gatsby君。文句を言ったりミスを連発する部下とは違って無言で

利益を生んでくれる。本当に素晴らしい!」

 彼は見ただけで高そうなスーツを着こなし、自信に満ちた顔で私に話しました。

 私の印象は、仕事のできるけどプライドは高そうだなぁ、という印象を持ちました。

 部下を無能と表現し、同期はバカばかりだと笑い、自分の能力が他を寄せ付けないと

思う自信。

 gatsby的には、ちょっと苦手なタイプでした。(-_-;) 

 株やFX、不動産の話を聞きながら、彼の投資への情熱だけは理解しました。彼の中で

投資は、どちらかと言うとお金がすべての目標ではなく、自分自身の能力強化、未知な

る才能を求める部分が多い事に気が付きました。

 そして、

 勝つ事への執念

 「Aさんはサラリーマンだけど、本能は投資家ですね。」

 「はは、そうかもしれないな。gatsby君、私の子供の頃は、家があまり裕福ではなく

てね。両親は共働きで兄は新聞配達もしてたよ。欲しいものも中々買ってもらえず、何

度も悔しい思いをした。同級生を見て、いつも思っていたよ。いつかはオレだって、て

ね。」 

 彼は苦笑いをしました。

 「だから私は、誰に何を言われようとも上を目指すんだ。それが私の存在意義みたい

なものだから。」

 「その情熱が、そのハングリーさが今の若者とは違うわけですね。」

 「当たり前だよ! ぬくぬくと育てられた今の若者は本当に情けない。少し怒っただ

けで会社は休むし、終いにはパワハラだと騒ぐ。情けないよ、まったく!」

 彼は激しく論説しました。私は彼の古き良き昭和世代を目の前にして、ただ話に耳を

傾けました。

 「ところでgatsby君は結婚をしているのかい?」

 私が自分の家族の話を説明すると、彼は満面の笑みで頷いてくれた。

 「家族は大事にしなきゃだめだぞ? 浮気なんてもってのほかだ! 嫁さんと子供が

いればそれだけで幸せなんだから!」

 彼は熱く力説しました。どれほど家族が大事で大切な物か、こんこんと私に話続けま

した。

 「うちの息子も大学卒業と就職も決まって、その上ー」

 一瞬、彼は目頭を熱くして涙を貯めていました。

 ??? (*'▽')

 二人の間に、ちょっとした沈黙が流れました。

 なぜ涙ぐんでいるのか分からない私に、Aさんは私の肩に勢いよく手をかけまし

た。

 婚約者もできたんだ!! (*'▽')

 あ、はい! ( ゚Д゚)

 あ、熱いですAさん!!

 彼は子供が大好きみたいでした。息子さんの話をいっぱいしてくれました。小さかっ

た頃、ケガをした話、受験で苦労した話、はじめて婚約者を連れてきた話。彼は時間を

忘れたように話続けました。

 そんな彼に今度は私が苦笑いをしました。

 「本当にお子さんが大好きなんですね?」

 「ああ、もちろんだとも!!」

 彼はそういって満足そうに胸をたたきました。

 gatsbyは、Aさんの熱さに苦手意識が薄れ、本当は熱くていい人なんだぁっと

感じ始めていました。

 

 

 次回、

 「とある投資家の悲劇」、そんな彼にも闇が迫ります。

  お楽しみに!!

 

 ↓ いつもボタンを押してくれてありがとうございます!!(*'▽')

 

 

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