ゼロから始めた不動産投資生活

10年間で数億円を手にするまでの自虐的ドタバタ劇

BMW Z8を査定に出したらとんでもない事になった件。     アンサー編

 こんにちは、gatsbyです。

 

 不動産のブログのはずが、車の記事が続いています。

 今回で終わりになるので、お付き合いくださればありがたいです。(*'▽')

 

 ↓ 前回の復讐

 

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 続き、いきます!!

 

 「初めまして、買取会社GのKです。」

 そういって名刺を出した買取会社GのKさんが事務所に来たのは午後1時を回った時

でした。

 私は二十歳そこそこのKさんを見た時、直感しました。

 ああ、やっぱり期待されていなかったんだな。( ゚Д゚)

 理由は簡単でした。査定の申し込みで車種はZ8で間違いないのか、走行距離は間違

いないのかと必要以上に聞いてきた会社がGであり、本物であれば査定金額も1000

万を超えることになる案件に、送り込む営業マンがこの若さではないかなぁ、と思った

からでした。

 「では、車を早速見てみますか?」

 そういって私はZ8を確認してもらいました。

 

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  「本当にすごい状態がいいですね!」

 現物をみたKさんの表情は色々な意味での驚きを表していました。

 半信半疑だったな、こいつ。|д゚)

 まぁ、上司に言われてきたのだろう彼に罪はないので、そのまま車体の写真を撮り続

ける姿を眺めていました。

 「17年以上たって、この走行距離(18000km)でこの状態はすごいですね。」

 「ずっと車庫に入れていたから傷みがないんだと思うよ。それに年に数回かしか乗ら

ないし。」

 「正直、驚きです。ちょっと、会社に写真を遅らせてもらいますね。」

 私と受け答えしながら、Kさんはスマホで写真を送信しているみたいでした。

 「写真撮り終えた?」

 「あ、はい。」

 「なら、事務所で話をしよう。」

 そう提案した私にKさんはうなずきました。 

  

 

  事務所に場所を変え、世間話をしていた時にKさんの携帯が鳴りました。

 「ちょっとすみません。」

 そういってKさんは、一度席を立ちました。

 私は缶コーヒーを飲みながら彼を待ちました。

 「gatsbyさん、凄いです!」

 席に戻ってきたKさんが興奮したように私に再び話しかけてきました。

 「さっき写真を会社に送ったのですが、系列店からの反応が凄いです!! さすがレ

ア車ですね!!」

 Kさんの表情が先ほどとは一転、真剣さが増している気がしました。

 若くてとても分かり易い彼に、私は苦笑いしました。

 きっと、

 上司に何か言われたのだろうな。(*'▽')

 不動産世界ならこの正直さはマイナスだな、と勝手に逆査定しながら私は彼の言葉を

待ちました。

 「それでですねー」

 Kさんは雑談から一気に商談に話を切り替えてきました。

 まっすぐすぎる彼に好感を持ちながら、私は彼の質問に答えていきました。

 査定依頼は数社である事、金額もすでに提示してくれている所がある事、まだこれか

ら現物を見に来る買取会社がある事。

 「そうですか。他社の提示金額はどれくらいですか?」

 「……提示金額ですか?」

 私は間をおいて、そう答えました。

 不動産世界で叩かれて生きてきた私は、ここで正直に答えるほど甘くはありません。

 「どうでしょう。大体1000万代中くらいでしょうかね。それに現物を見てから提示す

る会社も同額以上出すと交渉してきていますし。」

 「ちょ、ちょっと待ってください!!」

 Kさんはもう一度席を外して、上司に相談に行きました。

 私は再び缶コーヒーに口をつけました。

 彼はややしばらく戻ってきませんでした。

 がんばっているなぁ。(*'▽')

 私は自分が不動産会社で営業マンをしていた新人時代を思い出していました。

 「すみません、お待たせしました。」

 「いや、いいよ。大きな金額だしね。しょうがないよ。」

 事務所に戻ってきた彼に私は答えました。

 そこで彼は、あと何社が現物を見るのか、いつまでに売却を決めるのかを聞いてきま

した。

 「現物を見るのは数社だよ。売却時期は急いでいないから、金額次第かな。」

 「実はこのZ8を欲しいというお客様が系列店でいるようで、どうしても我が社とし

ては引き取りたいと考えていましてー」

 彼の言葉に、

 正直者だなぁ。(*'▽')

 と思いました。

 営業マンとしてはどうかと思うけど、彼の一生懸命さだけは伝わってきました。

 「それで今日決めてくれるという条件つきですが、買取価格

 1700万でどうでしょう? (*'▽')

 きたぁぁぁぁぁぁー!! (*'▽')

 私は心の中で高額査定にガッツポーズを取りながらも、平静を装いました。

 「金額はいい線いっているけど、まだ他社も見ていないし、一応共同経営者の嫁にも

確認を取らないといけないから今日というのは、ちょっと。」

 なら、幾らなら決めていただけますか!! ( ゚Д゚)

 高額買い取り額を出してしまった以上、後に引けない彼は詰め寄ってきました。

 「あ、ちょっと、100万くらい上乗せしてくれたなら考える。あと、嫁の同意は必

須だよ。」

 若さの迫力に私は答えました。

 「ちょっと、相談してきます!」

 彼はそういうとまた席を外しました。

 あ、熱いです!! (*'▽')

 相当、上司に買い取ってくることをプッシュされているのでしょう。

 そして五分後、Kさんリターンズです。

 「プラス100万は無理でしたが50万までOKをもらいました。これでお願いしま

す!!」

 「じゃぁ嫁が帰ってきたら、今日中に返事するから。」

 「奥様はあとどのくらいで帰られるのですか?」

 「あと一時間くらいかなぁ。」

 「ご迷惑でなければ、

 待たせてください。お願いします。<m(__)m>

 マジか! ( ゚Д゚)

 熱い彼に私は根負けしました。外出中の嫁に電話で事情を話して、帰ってきてもらう

事にしました。

 そして十分ほどで帰ってきた嫁が、

 「それでいいんじゃない? Kさんも頑張ってくれたんだから。」

 その会話で、Z8のマネー成立となりました。

 売却価格、1750万円也。

 

 1000万円で買った車を7年所有し、1750万円で売却。

 本当に世の中、

 アンビリーバボーですね!! (*'▽')

 

 次回、

     不動産記事に戻ります!!

 

 

 

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