6棟目のアパート経営から……利回りってちょっと大切。 ⑥
こんにちは、gatsbyです。
記事を書く時、過去の資料や記憶を辿って書いているのですが、やっとこのあたりか
ら銀行と対等に戦えるようになった気がします。
それを踏まえて過去の銀行と闘う記事や今日の記事を読んで頂けると面白いかもしれ
ません。
↓ 前回の復習。
ここから始まる不動産黒歴史、続きます。
「どうですか?」
私はその日、銀行の応接室にいました。
テーブルを挟んで座る支店長は、渡した資料を吟味していました。
「入居は12室中、5室。空室が多いですね。」
丁度、転勤時期で入れ替わったばかりの新しい支店長は探る様に私に言いました。
「そうですね、今は。ただ、私の営業担当から聞けばわかりますが、今までも空室の
多い物件を買わせていただいていますが、すべて満室にして高利回りの物件に生まれ変
わらせてきました。私のクレジットファイルを見てもらえれば分かると思います。」
私の言葉に、支店長の隣に座っている担当者も頷き、何かの資料を手渡していまし
た。
その資料に支店長は目を通すと、ゆっくりと視線を私に移してきました。
「この物件が満室になったとして利回りは幾らになりますか?」
「利回りは、
22%です。( ゚Д゚)
一瞬、支店長の表情が動きました。
私はそれを見過ごさずに、言葉を発しました。
築古とはいえファミリー向けでこの利回りは高い事、固定資産評価の価格が買値の倍
以上ある事、間口も広いので最後の出口戦略にも困らない事、改装すれば3カ月以内に
は満室にできる事を私は立て続けに説明しました。
支店長は私の説明を聞き終わると再び口を開きました。
「それで幾ら融資をご希望ですか?」
私はその言葉を待っていました。
じゃぁ、満額で。(*'▽')
私の満面の笑みに支店長が驚きの表情をしました。
「以前の物件もそういう形で融資を受けさせていただいています。」
支店長は隣の担当者に目で確認を取っているようでした。
担当者は頷き、何かの資料を渡しています。
私はそこで強気の追撃を掛けます。
「無理なら無理と言ってください。この物件は積算も出るし、出口戦略もそう難しく
ない物件です。なので御社で融資を得られないのであれば、違う方法を考えるだけです
ので。」
「いや、ダメとかではないですから、gatsbyさん。」
支店長が苦笑いをしました。
「これは足の速い優良物件なので、時間がないんです。
支店長、決めてもらってい良いですか? (*'▽')
私は詰め寄りました。
少しばかりの沈黙が応接室に流れました。
「分かりました。今までの実績もありますし、
フルローンで出しましょう。(-_-;)
ありがとうございます!! (*'▽')
私は深々と頭を下げました。
まずは六棟目、融資をクリアーした瞬間でした。
次回、
改装、始動!!
↓ 押しボタン、ちょっと再開してみました。
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