ゼロから始めた不動産投資生活

10年間で数億円を手にするまでの自虐的ドタバタ劇

外車を買ったら、真夜中の訪問者がついてきた。 ②

 こんにちは、gatsbyです。

 

 最近、色々な職種の人に不動産や投資の話をする事があります。

 でもやっぱりというか、中々、話が通じないというか、怪しい話だなみたいな感じに

なっちゃいます。

 たぶんですが、やはり自分自身の生きている範囲を超えた話になると拒否反応がどう

しても出てしまうんでしょう。

 今度、機会があればその時の話も記事にしようかな。

 

↓ 前回の復習ですよ。

 

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 さて、ここから不動産投資ではない話、続きます。

 

 

 そんな日々のある日の真夜中ー

ドンドン!!!!!!!

 玄関の扉が激しく打ち鳴らされました。

 「はい、どなたでしょう?」

 寝ぼけ眼の母が玄関ドアを開けた刹那ー

 数人の男達が一気に土足で家に入ってきました。

 あっけにとられる母と激しい騒動に起きてきた父は、夜中の訪問者と居間で対面する

形になりました。

 「誰だ、貴様!」

 若かりし頃の父も短期で無骨だったため、侵入者に叫びました。

 しかしながら、見ただけで彼らがどういった人か直ぐに分かった、と母は言っていま

した。

 それは見たままの、

 ヤクザだったそうです。( ゚Д゚)

 「夜分すみませんね。急ぎだったもんですから。」

 その中でもただ一人、背広を着たオールバックの男が父に頭を下げて答えた。

 その異常な状況に両親がどう対応していいか悩んでいるのを気にもしないで、男は言

葉を続けました。

 「車。車を返していただきに来ました。」

 「はぁ!? 車ってなんの!?」

 突然の提案に父は素っ頓狂な声を上げました。

 「親分の車です。牧場主から、こちらにあると聞きまして。」

 男は答えました。

 「あの車は牧場主からちゃんと買ったものだ! 返す意味が分からないぞ!」

 「そうですか。それでも返してもらわないといけないんですよ。」

 ヤクザに囲まれながらも言い返す父に、男は目を細めた。

 そしてヤクザと思えない静かな口調で事情を話し始めた。

 その外車は元々はヤクザの親分の車だったのだが、牧場主が絶対に走る良い競走馬が

いるから、という話に乗って交換したとの事だった。

 「それならこの車は牧場主の物で、それを買った俺に問題はないだろう?」

 「それがですねー」

 男は父の疑問に答えるように、再び口を開いた。

 親分が交換で手にした馬は、レースに出てもまったく結果が出せずに駄目だったらし

かった。

 「それは生き物だからしょうがないだろ?」

 「奴は言ったんですよ、絶対に走る良い馬だって。」

 その時の男の目は本物のヤクザの目をしていた、と後に母は言っていた。

 「吐いた唾は飲み込めないんですよ。親分に走ると言った以上、走らないという事は

許されんのですよ。だから車は返してもらいます。」

 「いやいや、それは牧場主との話だろ!? 俺はちゃんとお金も払って買ったんだ

ぞ! はいそうですか、とタダで返せるわけないだろ!」

 父は当たり前の事を主張した。

 「それでも車を持ち帰らないといけないんですよ。お金の方は私が責任をもって牧場

主に買えさせます。もちろんかかった経費も上乗せさせて。それで納得してもらえませ

んか?」

 「夜中に土足で入ってきた男の話を信用しろっていうのか?」

 父の言葉に男は胸の内ポケットから名刺を出して渡してきた。

 ○○組 若頭○○ 

 「もしお金が払われなければ連絡ください。私は逃げも隠れもしません。」

 男はそう父に宣言して、父の意向を無視して車を持ち去ってしまった。

 後日、牧場主はお金を分割で払ってくれていたが、遅れることも度々あったが、父が

ヤクザに電話すると直ぐに払ってくれたとの事だった。

 そして時間はかかったが、すべての金額を回収できたみたいだった。

 

 昔は暴対法もなかった時代だったから、ヤクザ屋さんもやり易かったんだろうな~と

いうお話でした。

 

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