「敵は銀行にあり!!」 交渉は闘いである。 ①
こんにちは、gatsbyです。
今日の記事は、前回紹介した投資信託売却の前日から話は、始まります。
この話はまるで、過去の不動産投資に奮闘する自分の歴史をトレースするが如き、懐
かしき闘いでした。ある意味、それは興奮とある種のエンターテイメント的な楽しさも
ありましたけど。(=^・^=)
↓ 過去の銀行系のお話
それでは今日もここから始まる不動産黒歴史が、
開幕です!! (*'▽')
それは週末、札幌に不動産探しの旅の末、やっとの事で良さげな物件を見つけた所か
ら話は始まります。
「買い付け証明書を出していただければ、売主様に交渉したいと思います。」
「じゃぁ、今書くのでよろしくお願いします。」
私は物件を紹介してくれた仲介業者さんと上手く話がまとまり、数年ぶりに買い付け
証明を入れました。
「即決なんて凄いですね。」
「最近、中々良い物がないから、気に入った物件があればすぐに決めないと。」
私は苦笑いしながら説明した。
「これは耐用年数オーバー物件ですが、融資は大丈夫ですか?」
「問題ないと思っています。もし私の条件を呑んで頂けるのなら、融資条項(不動産ローンが通らなかった時は契約を白紙に戻す)はナシで結構ですよ。ローンがつかない場合は現金で買いますので。」
「それを聞いて安心しました。私も全力で話をまとめさせていただきます。」
仲介業者さんは、安堵した表情でそう答えた。
この物件は3000万弱の築古木造で、私は問題なく買えるとその時は疑う事もなく
思っていました。
後日ー
タイミングよく私の事務所に銀行の担当者が来ました。
「ところでー」
私は買い付け証明書を出した物件の事を相談しようと思い、口を開きました。
それは数年、不動産融資を借りていない事もあり、銀行の考え方も変わっていたら
困るので一応確認のためとの思いがあったからでした。
そこで不動産の物件情報や価格を話しました。
「木造の築古で耐用年数オーバーだけど融資は大丈夫だよね?」
「これ耐用年数をオーバーしていますよね。融資は基本、耐用年数以内の融資となる
んですよね。」
はぁ? はぁ!! ( ゚Д゚)
一瞬、私は何を言われているのか分からないほど驚きました。
「いやいや、今まで何件も同じものを融資してもらっている実績があるけどダメな
の? なら耐用年数オーバーは融資期間をどれだけつけられるの?」
「多分ですが5~8年くらいですかね。」
おい! ( ゚Д゚)
この中途半端な年数にツッコミです!!
「以前は最低でも10年はつけてもらっていたよ!!」
「今は本部も厳しいですからね。」
その言葉に気分はまるで倒産寸前の町工場社長でした。
↓ 池井戸さんの世界ですね…………。(-_-;)
担当者は表情も変えずにそう言い切りました。
私は確信しました。
こいつ、絶対に私のクレジットファイル(私の過去の融資や資産状況を書いたも
の)見ていないな、と。
もうそんな扱いになっている事自体、笑いそうにもなりましたが。(*'▽')
おかげで、私の闘志に火が付きました。
「わかりました。それならそれでしょうがないですね。一応、後で資料をお持ちする
ので検討してみてください。」
「わかりました。」
担当者は私の変化を知ってか知らずか、表情を変えずに答え、事務所を後にしまし
た。
次回、
銀行闘争、再び!
お楽しみに!!
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