妻を亡くした男は、何を間違ったのだろうか? ⑤
こんにちは、gatsbyです!!
先日、札幌のアパートのコーキング工事をした時のお話。
あわてんぼうなgatsbyは、コーキングを持って行っていたのに、コーキングを押し出
すコーキングガンと呼ばれるものを忘れました。
やっちゃったなぁ。(-_-;)
結構、予定を詰め込んだ日程だったので、取り急ぎホームセンターにてガンを買いに
行きました。
「早く終わらせないと。」
私はそう思いコーキングを、買ってきたガンにセットしていざ工事をしようと思った
ら、
バキッ!!
突然、嫌な音がしました。
ああ……。(-_-;)
グリップの根元の接合部分が外れて使い物にならなくなりました。
元々、200円もしないものなので文句を言うつもりもありませんが、本当について
いないです。おかげで予定もずれ込んで忙しい一日になりました。
いつもながら大事な時には「ドジッ子」なgatsbyの出来事でした。
↓ 前回の復習です。
続編、行きます!!
B君は話を続けます。
「そしたら、どうやら愛人契約をしていたみたいで。」
愛人契約!? ( ゚Д゚)
私はその表現に驚きました。
「愛人契約って!?」
「話によると月に5~8万の援助で、週に2~3回会ってご飯を食べたり世話をして
くれるみたいなんです。」
「世話って家政婦って事?」
マジメなB君は言いづらそうに答えました。
「夜の方も……みたいです。結構、家に入り浸っているみたいで。それも子供連れ
で……。」
はぁ、そうだよね。(-_-;)
私はつい苦笑いをしてしまいました。
「それで娘さん達が色々心配して、私に相談してきたんですよ。自分もこんな話、経
験もないし、仕事ではAさんはそんな感じじゃないし……。どうしたらいいんですか
ね、ほんと。」
B君はグラスの飲み物を飲み干しました。
正直、私にも答えは出せませんでした。親子でもそれぞれに家庭をもてば生活背景も
違ってくるし、人の寂しさの度合いなどは物差しじゃ測りきれないですし……。
結局、B君と私は答えを出せぬまま解散となりました。
そしてその数日後ー
「なぁ~んだ、gatsby君の所にも聞こえていたか、がははは!」
私とAさんはその日、仕事終わりに居酒屋で一緒に食事をしていました。
「若いのは良いぞ、gatsby君!! 夜中、何度イカせても可愛くアンアン喘ぐし、ど
んなプレイでも従順にしたがうからな!!」
Aさん、完全に変態おやじです……。(-_-;)
酒のせいか、いつもよりAさんは開放的で自由人でした。
「バ〇ブを入れたまま、〇ーターでー」
もう、わかりました!! ( ゚Д゚)
聞いてる私の方が恥ずかしくで爆死しそうでした。
「でも、よくもちますね、お金?」
私は知っていました。愛人と会えない夜は、夜な夜な飲み歩いているし、他の女にも
貢いでいました。
「だから売っちまったのさ。」
「何を?」
Aさんは私の顔を覗き込むようにして、なぜかニヤリと笑いました。
住宅さ!! (*'▽')
へ!? (*'▽')
その答えに私は素っ頓狂な声を出してしまいました。
「あの、あの奥さんがこだわって造ったっていう自宅を?」
「そうさ。あんな家、未練などない。俺一人では広すぎるし。あと1カ月もすれば他
人の家だ。」
その自宅は築20年近いとはいえ、亡くなった奥さんがこだわって建てた思い入れの
ある家でした。
「娘さん達は知っているんですか?」
「いや知らん。オレの家だからあいつらには関係ない。売ったおかげで1000万は
手元に残るんだ。最高じゃないか!!」
ああ、破滅への序曲が……。(-_-;)
私は言葉を失いました。
「いまの愛人のシングルマザー、愛っていうんだけどな、家を売ったら彼女のアパー
トに引っ越して一緒に住むんだ。もう話もついていてな。」
「で、でも娘さん達とは!?」
「いいんだってあいつらは。金がない時、結納で持たせた100万をさ、ちょっと貸
してくれって言ったら激怒してな。もうあんなやつら娘じゃねぇよ。」
ああ、Aさん、あなたっていう人は……。(-_-;)
そこにいるAさんは私の全く知らないAさんでした。
その刹那、
ジリジリジリ~ン。
「お、電話だ。あ~もしもしー」
傍らで鳴った携帯をAさんはにやけながら取り、話し始めました。
「おれもだよ。うん? いま仲間と、あ~わかってるって。
愛してるよ♡ (*'▽')
ああ……。(-_-;)
まさかここでオジサンの惚気まで聴かされるとは思いませんでした。
とてもラブリーな愛人さんからの電話を終えたAさんは更に上機嫌になりました。
「gatsby君。こーやって、朝と夜には必ず連絡をくれるんだ。良い子だろ?」
「はは、そうですね。でもお金が尽きたら、老後はどうするんです? まさかその
愛人が面倒を見てくれるとは考えていないでしょ?」
「いやいや、愛とその子供と一緒に暮らしてやる代わりに、彼女が一生オレの面倒を
見るって約束しているんだよ。そんなコ、中々いないだろ?」
はぁ。(-_-;)
私はため息をつきました。
「Aさん。お金の切れ目が縁の切れ目。やっぱり考えた方がいいんじゃないです
か?」
「大丈夫だって。毎日彼女をアンアンいわせて孕ませれば、逃げやしないって。それ
に愛はおれのナニに夢中だからな! それにいざって時は、怒っている娘だっておれを
見捨てたりはしないさ!」
Aさん、あなたって人は……。(-_-;)
あまりのゲスっぷりに私は言葉を失いました。
そしてその後は、彼の自慢話をひたすら聞いて、食事はお開きになりました。
その後ですが、まだ状況は進展していないので、お話はここまでです。
まぁ、これ以上関わる事はないと思うので、続編はないと思いますが。
以上で、「妻を亡くした~」シリーズは終わりです。今回はちょっと長かったです
ね……。(-_-;)
また不動産シリーズに戻りますね~。(*'▽')
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